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日誌
春。不完全なカメラを買う。
春だからカメラを買った。高校卒業祝い兼大学進学祝いだ。3万円。自腹だった。 Less is more:不完全さこそが欲望を生む 買ったのは「Paper Shoot」というカメラ。コンセプトは「Less is more」。最小限の機能だけを備えたカメラだ。 カメラ本体は1枚の基... -
学生生活
日比谷高校を振り返る 沈んで浮かんだ1年目
今回から全三回にわたってわたしの高校生活の思い出を振り返ろうと思う。思い出も保存しないといつか忘れてしまうらしいから、自分のエピソードをただ淡々と書き連ねてみる。 今回はわたしの高校1年生のときの思い出だが、前半は暗い話が多いと思う。飛ば... -
小説
言語・母・殺戮・ルツィア ー『虐殺器官』を精神分析で読む
(※「虐殺器官」をすでに読了した方は、前半を飛ばしてください!!) あらすじ紹介(未読者向け) 「虐殺器官」は、間違いなくディストピア小説の最高傑作だ。少なくともわたしの知る限りでは。 だからこそ、人にはあまり薦めたくない。 なぜならディストピア... -
小説
同じ言葉、違う世界 ー『人間そっくり』
わたしの「青色」と、あなたの「青色」は同じなのか。言葉でつながっているはずの世界は、実はズレたまま成り立っているのかもしれない。 それでも私達はわかりあったつもりで生きている -
小説
想像の同情と象徴の塔 ー『東京都同情塔』
カタカナ語、正しさ、共感。 全部がズレたまま進むとき、世界は“大独り言”になる。想像とすれ違いが加速して、言葉と秩序が廃れゆく、この独り言時代の予言の書。 -
考察
『月に吠える』MV考察
——獣の遠吠えは、月に届くのか https://youtu.be/wCN9WliV-ew?si=bpSwYcNsSDlucPj5 わたしはこの曲がすごく好きだ。落ち着いた曲調と、どこか不穏でミステリアスな世界観がいい。今回はこの曲の「影」を少しだけ照らしてみたい。 「月に吠える」は、口語自... -
考察
『晴る』MV考察
ヨルシカの「晴る」のMVが公開されたので、さっそく考察していこう。 (最初に断っておくと、考察には見落としや解釈違いがあるかもしれない。ぜひ、先に曲をお聴きください。) 全体としては、晴れ⇒雨⇒晴れという構成で、少年が逆境を乗り越える物語だ。... -
学生生活
日比谷高校を推薦受験したときの話
1月は推薦受験ですね。 僕は推薦試験で日比谷高校へ入学しました。今回の記事は僕の体験談です。誰もが緊張するであろう推薦試験。少しでも手助けできればいいなと思います。僕自身、当日は緊張しすぎてお腹が痛かったですし、前日はほぼ寝れませんでした... -
思想・評論
天才のユートピア、凡才のディストピア -『無理ゲー社会』
努力すれば報われる——その前提自体が間違っているとしたら? 能力も「やる気」も生まれつき偏っている世界で、私たちはなぜ自己責任を信じてしまうのか。『無理ゲー社会』をもとに、この社会の“勝てない構造”を解剖する。 -
思想・評論
私たちはどこから来てどこへ行くのか ー『大人の教養』
教養とは何だろうか 「教養が大事」という主張はよく聞くが、その意味するところは意外と曖昧だ。 そのような教養主義の一方で、「インテリぶっている」とか「ひけらかしている」と知識を揶揄する声もよく聞かれる。このことが端的に「教養」の混乱を示し...
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